応援してくださる皆さまへ

いつもTEAM Mfamganoを応援してくださりありがとうございます。

11月も終わりに差し掛かり気温も冷え込み日本の気象予報を見ていると、猛暑続きのケニアにいても日本の冬の訪れを感じています。

私たちのプロジェクト『自走方孤児院プロジェクト』における全てのリターン品を発送させていただきました。

たくさんの方に受け取りのご連絡をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。

本日は皆様にお伝えしたいことがあり更新いたしました。

リターン品の発送も終わり同封された手紙を読んでくださった方も多くいらっしゃるかと存じますが、手紙を書かせていただいていた時期と現在の養鶏事業の現状が大きく異なり、FBでは近況報告を先月にさせていただきましたが今回この場を借りて改めて、今年の6月からスタートした孤児院を支援するためのプロジェクトについて応援してくださってる皆さまにお話できればと思い、養鶏事業の現状、今後のことを綴らさせていただきました。

長くなりますが最後まで読んでいただけると幸いです。

養鶏事業につきまして結論から申しますと、卵を孵化させるまでに至らず食肉用として今月全てのニワトリを出荷しました。

養鶏事業当初の計画では卵を孵化させ、孵化させた卵を生産地で販売するという計画でした。

食肉としてではなく卵として養鶏事業を進めることを選んだ理由は、ニワトリの産卵期間の間、継続的に孤児院に売り上げを寄付することができるためです。

食肉養鶏ではニワトリが出荷できるサイズになるまで売り上げが立たないので孤児院支援において持続的ではないと判断した上での選択でした。

それなのになぜ食肉として出荷したのかを説明させていただきます。

6月に鶏舎の建設がスタートし7月の頭に250羽のニワトリを購入しました。

そこまでは順調だったのですが8月に産卵期まで1ヶ月を日控えていたニワトリが感染症に感染しました。

具体的にはニワトリのお腹の中で臓器に菌が感染し、臓器不全や体内にウミが溜まってしまうなどの症状がありました。

明らかに体に異変のあるニワトリはすぐに隔離し経過を見ていましたが数日後に全羽亡くなりました。

体に異変のないニワトリも感染の疑いがあるので養鶏の専門家などに相談し薬を処方してもらいました。

しかし感染症は次から次へと広がっていき100羽以上のニワトリが死にました。

薬を変えても効果はなく専門家もお手上げ状態でした。

一見見た目に変化はなく元気だったニワトリが次の日の朝になると鶏舎で死んでいるという状況が続きました。

幸い感染を逃れたニワトリもいましたがそれらのニワトリも産卵期をとうに過ぎても産卵が始まらず10月を期限とし様子を見ていましたが産卵は行われませんでした。

おそらく感染症がなんらかの影響を与えており不妊となっていたと見られます。

そして養鶏場を一緒に管理している現地人パートナーと相談し、ニワトリが感染して死ぬまえに食肉として販売することにしました。

僕とパートナーにとっても全く予想外の事態であり苦渋の決断でしたがこれ以外に選択がありませんでした。

本当ならこの時期には『産卵しました』と、ご報告できる予定だったのですが、11月末に約100羽全てのニワトリを売り切りました。

半年前まで鳴き声が聞こえていた鶏舎もカラになりました。

今回このような終わり方になってしまい本当に悔しいです。

一羽また一羽と死体を土に埋める作業が1番精神的にきつかったです。

二度と同じ失敗を繰り返さないために、今回の問題点を整理しまとめました。

1 )  生後3ヶ月のヒナを購入したこと。

ニワトリは生後約半年ほどで産卵を始めます。

生後間もないヒナを購入すれば半年間全く売り上げのない中、エサやワクチンなどの経費を捻出しなければなりません。

さらに孤児院へ寄付ができるまで半年以上かかることを考えた時に、お金も時間もかかりすぎるため、生後3ヶ月のヒナを購入しました。

この問題点はヒナの生後3ヶ月間の飼育環境が不透明であったことです。

ヒナの段階では抗体を強くするためにワクチンを打ったり、特に衛星環境に注意して飼育しなければいけません。

購入前の報告では口頭で全てクリアと双方確認しましたが、今考えると先方が虚偽の報告をした可能性もあり不確かではありました。

結果的に抵抗力の弱いヒナを購入してしまった可能性が高いと考えています。

1週目から自分で飼育していればこのようなことも起こらなかったと思います。

完全に僕の確認不足と早とちりな判断が招いた原因でした。

2)  ニワトリを会社からではなく個人から購入したこと。

ケニアでは会社として養鶏家用にヒナを扱っている会社と個人販売業者が存在します。

個人販売業者の方が値下げ交渉など融通が効きます。

そのため、会社から購入するより個人から購入する方が安価なため初期投資を抑えれる意味でも個人から購入しました。

しかし、感染症が見つかったとき、購入先の販売業者は『育て方が悪かったんだ』と相談にも乗ってもらえず全く対応してもらえませんでした。

あの時、少し高くても会社から購入していればこのような状態になった時にまた違った対応もあったのではないかと思いました。

上記の問題点から結果的に寄付に至ったのは食肉として出荷された時の売り上げのみで僕が思い描いていた持続可能なものとはかけ離れたものになり、命を扱うことの難しさを痛感しました。

それから、ニワトリがいなくなってから次どうするべきかをずっと考えてきました。

もう一度ニワトリを生後一週から飼育することも考えましたが、かけた初期費用も回収できず、必要な金額も満足にありません。

それによりいますぐに養鶏事業をリスタートさせることは今の状況では現実的に厳しいという結論に至りましたが、もう一度資金を集めて今回の失敗をもとに孤児院を巻き込んだ養鶏事業を上記問題点を踏まえブラッシュアップしたいと考えています。

しかし、今すぐに養鶏事業はできなくても大好きな孤児院の子供たちのために僕にできることをやっていきたい気持ちに変わりありません。

そんな僕が今、孤児院のためにできることは何かと考え現在、ムファンガノ島のサイトを開設、農場の管理、さらにゲストハウスを立ち上げました。

このサイトを立ち上げた目的は二つあります。

一つ目はまず僕が大好きなムファンガノ島という島をもっと多くの方に知って欲しいという思いからです。

そのためにこのサイトからブログを発信したり、孤児院に関わるボランティアの募集、ムファンガノ島を周るツアーなどを行っています。

二つ目は僕が支援しているSt James community schoolに関わる人を増やしていきたいという思いです。

教員不足、農業従事者の不足など孤児院に少しでも関心を持っていただきご協力してくださる方を募ることができたらと考えております。

ゲストハウスは新築ではなくパートナーの家の空き部屋を間借りし、ムファンガノ島に来てくださった方々に食住を提供しています。

また頂いた宿泊費、ツアー代などはSt James community school に寄付させていただいています。

農業では孤児院に隣接された農場で生徒たち用に果物や野菜を育てています。

孤児院スクールでは給食を提供できていないため貧しい家庭の子はお昼を食べれていない子もいます。

その課題に少しでも貢献できればと思い孤児院の先生と協力して作物を育てています。

今後、僕はビザが切れるタイミングで帰国しなくてはいけないので現地にいられる期間は残り1ヶ月と少しですが、自分に出来ることを全力でやり切りたいと思ってます。

また現在法人登記の準備を進めており帰国後は一般社団法人TEAM Mfanganoとして遠隔でパートナーと連絡を取り合い孤児院の運営をサポートするために上記のプロジェクトを進めていきたいと思っております。

最後になりますが、今年の春にリリースした本プロジェクト、『自走方孤児院プロジェクト』は、決して僕一人ではできませんでした。

孤児院のために出来ることはないかと、ビジネスモデルを考え始めたのは去年の10月のことです。

その頃から真摯に僕のやりたいことにアドバイスをくださった皆さま。

この方々がいらっしゃらなければクラウドファンディングを立ち上げる事さえできなかったです。

ありがとうございました。

クラウドファンディングの文言作成時にはたくさんの方に下書きを読んでもらいアドバイスをいただきながらブラッシュアップすることができました。ありがとうございました。

コンテンツには多くのクリエイターの方インフルエンサーの方が協力してくださいました。

僕の思いを映像として伝えてくれた方、デザイナーの方、インタビュー企画として動画に出演してくださった方々、ありがとうございました。

さらにリリースしてから、たくさんの方がソーシャルメディアで拡散してくださいました。

僕一人では届けれなかった多くの方々にこのプロジェクトを知っていただくことができました。

ありがとうございました。

養鶏に関して全く知識のない僕を二つ返事で『うちで研修していいよ』と快く受け入れてくださったコッコパラダイスの方々。

三週間の間、ニワトリの飼育ノウハウはもちろん動物と共創する上での人としての在り方も教えていただきました。

本当にお世話になりました、ありがとうございました。

そして何より大切なお金を僕のプロジェクトのために支援してくださった106名の皆さま。

本当にたくさんの方にご協力いただいてプロジェクトをスタートさせることができました。

この場をお借りしてお礼を述べさせていただきます。

本当にありがとうございました。

結果として皆さんの期待に添える形とならず僕自身本当に悔しい思いでいっぱいです。

この事態になるまでお伝えできなかったことに対して心配してくださっている方々もたくさんいらっしゃいました。本当に申し訳ありませんでした。

改めて、今春リリース、キャンプファイヤー 『自走方孤児院プロジェクト』にご賛同、ご協力いただいた全ての皆さま、誠にありがとうございました。

帰国後も引き続きSt James community schoolに少しでも貢献できるよう孤児院オーナーの現地パートナーと今行っているプロジェクトを継続させるとともに新規プロジェクトも進めていきます。

全ての子供たちが自らの手で未来を描けるよう全力で孤児院の運営をサポートに努めていきます。

まだまだ至らない点も多々ありますが

これからも西原総司を見守っていただけるとありがたく存じます。

今後ともよろしくお願いします。

この度は誠にありがとうございました。

西原総司